Arichi+Sasaoka

有地 左右一

笹岡 敬

通常の街路灯は上方から道を照らし、交通の安全や生活の利便をサポートするものとしてあります。しかし、ほとんどのケースで、それらは生活環境を形成するものの、生活の意外性や光との積極的な関係を作るものではありません。 今回の作品はいわゆるベンチに照明器具を仕込んだものですが、周りの環境を明るく照らすだけではありません。環境は事物だけが作るのではなく、そこに関わる人々全てが環境を作るのであるということを示しています。 ストリートファニチャーや環境彫刻というと、形だけの美観が云々されがちです。この作品は、そうしたものとは異なり、都市の生き生きとした姿を映す試みです。


有地左右一+笹岡敬

作品

経歴